台湾の山間部でファームを営む38歳の女性、リン・フイジュン(エスター・リウ)。長年面倒を見てきた弟ウェイホン(リン・ボーホン)の結婚式を間近に控えている。独身のフイジュンは、叔母(ヤン・リーイン)に結婚を急かされてうんざり気味。そんな中、姪シンルー(タン・ヨンシュイ)から半ば強引にマッチングアプリに登録されたフイジュンは、“サリー”というニックネームでアプリを始めてみることに。ほどなくしてパリで画廊を営むフランス人男性、マーティンと知り合う。求愛され、胸をときめかせるフイジュン。周囲からはロマンス詐欺だと警告されるものの、真実の愛を確かめるべく単身パリへと向かう…

自分自身と重なって共感してしまう部分があり、
サリーさんの心が少しずつ動き始めるのを感じるたびに、
「幸せになってほしい...!」とドキドキしながら、
つい彼女を応援したくなりました。
Aikoberry アイコベリー(イラストレーター)
ヒロインの純粋さに心を打たれた!
思わず、私の体験と重ね合わせてしまいました。
涙なしではいられない感動の作品。
挫折のあとの復活も、人生の背中を押してくれるようで、たいへん励まされました!
井出智香恵(漫画家)
私のひよこ。Mon poussin(モン・プサン)。
台湾・台中で養鶏所を営むフイジュンにとって、こんな罪作りな口説き文句はないだろう!
「愛おしい人(Mon poussin)」の存在を信じたくてパリにまで旅立った彼女が見つけたかったのは、ただの結婚相手ではない。この人生を生きてゆく自分自身を受け入れる勇気なのだと思う。
温又柔(小説家)
家族の愛は、本当に恋愛の愛に取って代わることができるのでしょうか。
それほど多くの温もりに囲まれていながら、なぜか孤独を感じてしまう。
故郷を離れ、遠い異国まで探し求めたものは、
果たして「運命の人」だったのか――
それとも、「本当の自分自身」だったのでしょうか。
『サリー』はとても温かく、思わず微笑んでしまい、
切なさを感じながらも、成長の喜びを味わえる作品です。
高妍(イラストレーター・漫画家)
どんなことがきっかけでも、踏み出した先でしか気づけない感情がある。フイジュンの選択が、同世代の私自身の人生を考えさせてくれた。
keiko在台灣(台湾専門フリーランス)
台中とパリの隔たりが主人公を抑圧から解き放ち、自身の欲望を正面から見つめさせる。家中心の伝統社会と個を尊ぶ価値観が交錯する今の台湾を優しく描く、可愛くも誠実な作品。
小島あつ子(台湾映画同好会)
うわべだけの愛の言葉で心を埋めようとしても虚しいだけ……。言葉を失うほどショックな体験をしてはじめて人は言葉以外の愛の表現に気付けるのかもしれません。ふと周りを見ればサリーを見つめるニワトリや犬の愛に満ちた眼差しが……。
辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
寂しさの隙間に入り込んであっという間に膨らんだ恋心が、 いつしか自分の本体のように操縦席に座ってたこと、私はあります。
えぇ、あります。恋に狂ったことのある人、なんなら現在進行形の人、
はたまた恋から一歩引いた人にも観てほしい。だって痛々しいほどの行動力は、時に瑞々しいから。
でか美ちゃん(タレント)
恐れず前向きに一歩を踏み出すこと。他者に関心を持ち、助け合うこと。気付いたらアラフォーになっていた田舎暮らし独身女性と周辺人物の姿を通じて、誰もが人生の豊かさや意義に関するかけがえのない啓示を受けるだろう。
暉峻創三(映画評論家)
独りでも生きていける今の時代。
強がって生きれるけど、本当は誰かと一緒に幸せになりたいんだ。
私たちはサリーみたいに盲目になるくらい猛烈に恋をしたいんだよ!
虚実なんて知らなくていい、ありったけの預金をあなたに使わせて!
そんな定型通りに生きられない私たちに、この映画は確かなるあたたかい愛を見せてくれる!
まなせゆうな(プロレスラー)
(※あいうえお順/敬称略)