マッチングアプリで出会った“運命の人”を追ってパリへー!
          気がつけば38歳独身×地方暮らしのサリーが大切なものを見つけるまで
1月16日(金) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
私たちを束縛するものや孤独は、ゆっくりと味わい、ゆっくりと手放せばいい。愛するべきものは他の誰かではなく、自分の人生そのものだと教えてくれる作品。―エポックタイムズ(香港)

INTRODUCTION

40歳を目前にした独身女性がマッチングアプリで出会った“運命の人”を追ってパリへ─。近年、世界中で社会問題化しているロマンス詐欺を題材に、ひとりの女性が大切なものを見つけていく姿を描く映画『サリー』。台湾アカデミー(台北金馬)の企画コンペで絶賛され、第28回釜山国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに、第19回大阪アジアン映画祭で「来るべき才能賞」「ABCテレビ賞」をダブル受賞。また、第26回台北映画賞では最優秀音楽賞(リー・インホン)を受賞した他、主要5部門にノミネートされ話題となった。
監督は、短編やテレビ映画でキャリアを築き、本作で長編デビューしたリエン・ジエンホン。台湾でも後を絶たないロマンス詐欺のニュースに心を痛め、被害に遭った人や家族に取材を重ね、6年の歳月をかけて台湾とフランスを舞台に映画を完成させた。共同脚本には『父の初七日』などで知られる台湾のベストセラー作家、エッセイ・リウが参加し、等身大のアラフォー女性をリアルに描き出した。主人公フイジュンを演じるのは、伝説的アイドルデュオ「Sweety」としてデビューし、近年は役者や司会として活動の場を広げるエスター・リウ。実年齢より年上の役をほぼノーメイクで演じ、愛すべきキャラクターを熱演した。姉思いのウェイホン役には、『僕と幽霊が家族になった件』(2023年)や『恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜』(2020年)など話題作に引っ張りだこのリン・ボーホン。幼馴染ハオ役は、本作の音楽も担当したリー・インホン(DJ Didilong)が演じている。

STORY

台湾の山間部でファームを営む38歳の女性、リン・フイジュン(エスター・リウ)。長年面倒を見てきた弟ウェイホン(リン・ボーホン)の結婚式を間近に控えている。独身のフイジュンは、叔母(ヤン・リーイン)に結婚を急かされてうんざり気味。そんな中、姪シンルー(タン・ヨンシュイ)から半ば強引にマッチングアプリに登録されたフイジュンは、“サリー”というニックネームでアプリを始めてみることに。ほどなくしてパリで画廊を営むフランス人男性、マーティンと知り合う。求愛され、胸をときめかせるフイジュン。周囲からはロマンス詐欺だと警告されるものの、真実の愛を確かめるべく単身パリへと向かう…

COMMENTS

自分自身と重なって共感してしまう部分があり、
サリーさんの心が少しずつ動き始めるのを感じるたびに、
「幸せになってほしい...!」とドキドキしながら、
つい彼女を応援したくなりました。

Aikoberry アイコベリー(イラストレーター)

ヒロインの純粋さに心を打たれた!
思わず、私の体験と重ね合わせてしまいました。
涙なしではいられない感動の作品。
挫折のあとの復活も、人生の背中を押してくれるようで、たいへん励まされました!

井出智香恵(漫画家)

私のひよこ。Mon poussin(モン・プサン)。
台湾・台中で養鶏所を営むフイジュンにとって、こんな罪作りな口説き文句はないだろう!
「愛おしい人(Mon poussin)」の存在を信じたくてパリにまで旅立った彼女が見つけたかったのは、ただの結婚相手ではない。この人生を生きてゆく自分自身を受け入れる勇気なのだと思う。

温又柔(小説家)

家族の愛は、本当に恋愛の愛に取って代わることができるのでしょうか。
それほど多くの温もりに囲まれていながら、なぜか孤独を感じてしまう。
故郷を離れ、遠い異国まで探し求めたものは、
果たして「運命の人」だったのか――
それとも、「本当の自分自身」だったのでしょうか。
『サリー』はとても温かく、思わず微笑んでしまい、
切なさを感じながらも、成長の喜びを味わえる作品です。

高妍ガオイェン(イラストレーター・漫画家)

どんなことがきっかけでも、踏み出した先でしか気づけない感情がある。フイジュンの選択が、同世代の私自身の人生を考えさせてくれた。

keiko在台灣(台湾専門フリーランス)

台中とパリの隔たりが主人公を抑圧から解き放ち、自身の欲望を正面から見つめさせる。家中心の伝統社会と個を尊ぶ価値観が交錯する今の台湾を優しく描く、可愛くも誠実な作品。

小島あつ子(台湾映画同好会)

うわべだけの愛の言葉で心を埋めようとしても虚しいだけ……。言葉を失うほどショックな体験をしてはじめて人は言葉以外の愛の表現に気付けるのかもしれません。ふと周りを見ればサリーを見つめるニワトリや犬の愛に満ちた眼差しが……。

辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)

寂しさの隙間に入り込んであっという間に膨らんだ恋心が、 いつしか自分の本体のように操縦席に座ってたこと、私はあります。
えぇ、あります。恋に狂ったことのある人、なんなら現在進行形の人、
はたまた恋から一歩引いた人にも観てほしい。だって痛々しいほどの行動力は、時に瑞々しいから。

でか美ちゃん(タレント)

恐れず前向きに一歩を踏み出すこと。他者に関心を持ち、助け合うこと。気付いたらアラフォーになっていた田舎暮らし独身女性と周辺人物の姿を通じて、誰もが人生の豊かさや意義に関するかけがえのない啓示を受けるだろう。

暉峻創三(映画評論家)

独りでも生きていける今の時代。
強がって生きれるけど、本当は誰かと一緒に幸せになりたいんだ。

私たちはサリーみたいに盲目になるくらい猛烈に恋をしたいんだよ!
虚実なんて知らなくていい、ありったけの預金をあなたに使わせて!
そんな定型通りに生きられない私たちに、この映画は確かなるあたたかい愛を見せてくれる!

まなせゆうな(プロレスラー)

(※あいうえお順/敬称略)