出演者オーディションを終えて

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APPキャストオーディションを終えて – APP部長 ゆかわたかし

数日かけて157名の俳優部とお会いしました。正直なところ、あたくしも受けたかったんです、APPキャストオーディション。
オーディション用のテキストが届いても、目を通さず、オーディション初日の一組め、皆さんと同じタイミングで、あたくしもテキストを読み、感じ、あたまん中で演じてました。気持ちは変わらずそちら側(オーディション受ける側)におりました。ので、特に審査らしい事はできたのかは問題ですが…(大丈夫、國吉さんの正確無比なジャッジを信頼しています)。

もちろん書類選考での748名、皆さんのプロフィールは、皆で一枚一枚真剣に拝見させて頂きました。実はここが一番しんどく辛かった。自分が俳優部でもあり、書類で落ちた時は心底凹むのを知っているから…。
「なんで芝居見てないのに、落とせるんだょ、バカやろ〜!」とは、いつものあたくし。

予想を大幅に上回るご応募に加え、スケジュール的な問題もあり、全員と対面出来なかった事、ここにお許しください。

そもそも「正解」なんてないと思うんです。
キャストに選ばれたから正解、落ちたから不正解、なんてとんでもない。この企画自体が正解なのかも、正直まだ闇の中…。
ただ、この「結果」に向けて準備した事だけは「正解」です、と思いたい。

あたくしもここから先、僅かな希望と不安しかありません。自分含め、キャストスタッフ全員が同じ坂道を、それぞれ違う速さで登っていくんだと思います。息切れする人がいても、誰も置いていかない現場にしたい。
正解かどうかなんて、今は誰にも分かりません。答え合わせは、10月赤坂RED/THEATERで。ぜひ、見届けて下さい。

本当に沢山の方に興味を持って頂き、ご応募下さった事、感謝しております。ありがとうございました。またお会いできたら嬉しいです。


ゆかわたかし

出会いたいVS落としたくない – APP副部長 Q本かよ

APPでオーディションをしようということになったとき、部長のゆかわさんや顧問(プロデューサー)の前原さんと「500人とか応募あったらうれしいですね…!」などと夢みがちに話していたのですが、募集をかけて実際にご応募いただいた人数は、なんと748名で、目玉が飛び出ました。

本当にありがたい!ありがとうございます!と思うと同時に、少し胃が重くなりました。自分も普段は俳優部として活動している身で、オーディションを受けることも多いのですが、何と言っても書類で落ちるのがいちばん腹が立つ!のを、よくよく知っているので。予想を大幅に上回る応募総数ということは、想定以上の方々を書類で落とさねばならない、ということで、大変心苦しい気持ちでした。

なので、書類選考にはとっても時間をかけました。写真や経歴、書いてくださった本企画への思いなどを読みながら選考を進め、確保していた一日では時間が足りず、選考日を追加しての審査となりました。「実際にお会いしてみたい!」と思う方が本当にたくさんいて、当初140人くらいで想定していた枠を、丁寧に見られるであろうギリギリの人数、最終157名まで膨らませての実技オーディションとなったのでした。

正直に言えばそれでも全然足りなくて、え、この人を、書類で落とす…?そんなことある…?みたいな方を泣く泣くたくさん諦めました。書類で落ちるのがいちばん腹が立つ!と思います。これは本当に、謝るのは違うのかもしれないけど、心情としてはどうしても、すみません…という気持ちです。

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実技オーディションは、とにもかくにも「素敵な俳優ってこんなにたくさんいるんだな…!」と目眩がする思いでした。今作『ドラッグストアンチュ』の作・演出をお願いしている國吉咲貴さんが用意してくれたテキストを読んでもらったのですが、まずテキストが面白い。そして俳優が面白い。俳優が変わるとまた別の面白い。という感じで、ずっと感動していました。「面白さ」って多様だな、人間って面白いな、芝居って不思議だな、とワクワクしているうちに二日間のオーディションが終わりました。

烏滸がましくも「いっしょに芝居してみたいな」と思う方に◯をつけたりしていたのですが、いやキャスト何人やと思てんねん、という数の◯をつけてしまい、内心「これは選びきれない、三次審査が必要なのでは…?」と思っていたのですが(ゆかわ部長も同じことを言っていた)、しかし諸々の事情でそういうわけにもいかないので、みんなで意見を出し合い、作品のバランスを考えながら、最終メンバーに絞ったのでした。

ただ、それぞれに芝居感の好みや価値観の違うスタッフで意見を交わす中でも、共通で「よかった」「面白かった」と名前が挙がる人はいて、そうだよな、そういうものだよな、と、いち俳優としてしみじみ思いました。どうしようもなく魅力的な俳優、ってやっぱりいるよなと。何がどうなってそう見えるのか、言語化はむずかしいけれども。そう思われる俳優に自分もなりたいなと、心底思った二日間でした。

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選考を終えて、今はひとつ山を越えたような心持ちですが、「こんな素敵な人たちと作品をつくれるんだ」とワクワクする裏で、やはりどうしても、最終キャストに選べなかった人たちのことを考えてしまいます。オーディションに落ちるというのは、多かれ少なかれ心を削られることで、そういう職業を選んでいるのは自分ではあるが、そう割り切ったとて、削られるものは削られるわけで。腹が立ったり舌打ちが出たりするわけで。いくらこちらが「素敵な芝居でした!」と心の底から言っても、選ばなかったという動かぬ事実がここにあるわけで、心が苦しい。

というわけで、今の感想は「とても有意義だったけど!選考する側はもうやりたくない!」です。やはり自分はプレイヤーで、オーディションを見ている間じゅう(私もやりたい…)とふつふつ思っていたので、さっそく現在募集中の出演者オーディションに応募しました。どうか書類で落ちませんように!

長々書きましたが、最後に。
今回、アニモプロデュースPRODUCE『ドラッグストアンチュ』出演者オーディションに興味を持ち、ご応募くださった方々、本当にありがとうございました。事務所初の試みでまだまだ手探りですが、面白い公演になるようベストを尽くしますので、今後も見守っていただければ幸いです!!!!!

Q本かよ

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